「鉄砲だけど坂路で併せてたから仕上がっている」
「テンの1ハロンであれだけかかったら勝負にならないよ」
「トライアルはよかったけど本番は相手が違うからな」
競馬初心者の方には何のことやら分からない言葉かもしれませんが、これは競馬ファンがよく使う競馬用語です。競馬用語に関しては知らなくても問題ないと考えている方もいるかもしれませんが、知っていないと困る用語があるのも事実。
そこでこの記事では競馬初心者でも知っておくべき競馬用語を厳選し、その意味を解説していこうと思います。
目次
競馬において用語を知らないと楽しみが激減してしまう
サッカーを観るのであればオフサイドやスルーパス、野球を観るならタッチアップやディレードスチール、バレーボールを観るならCクイックにリベロなどなど。スポーツを観るときには知っておくと楽しい専門用語があります。
これは競馬も同様。競馬にも専門用語が多数あり、これらの用語を知っていることで競馬の楽しみは一気に増えます。
専門誌や競馬新聞を難なく読める
競馬用語を知ることは、競馬を知り、楽しむためにも必要ですが、何より予想に直結する情報収集でも非常に重要な部分になります。
競馬の情報を多数掲載している競馬専門誌や競馬情報サイト、さらに競馬開催日に購入する競馬新聞やスポーツ新聞の競馬欄には、多くの競馬用語が使われています。この競馬用語の意味を知らないと、何を書いてあるのか、どのような情報なのかを判断できません。
競馬の予想には多くの情報が必要となるため、その情報収集ができないとなると、予想の精度にも大きな影響が出るでしょう。
多くの仲間との会話を楽しめる
競馬ファンの人口は少なくありません。2021年7月現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、競馬も限られた入場者数での開催が続いていますが、2019年の有馬記念には約9万人の競馬ファンが中山競馬場に押しかけました。
さらに歴代最多では、1990年の日本ダービー(勝ち馬:アイネスフウジン)の日、東京競馬場には19万人を超える観客が入場しています。
この数字を見てもわかるように、日本国内に競馬ファンは少なくありません。こういった同じ趣味を持つ仲間とコミュニケーションを取るためにも競馬用語は必要となります。同じ趣味を持つ友人と、趣味の話で盛り上がるのは非常に楽しい時間。そのためにもある程度の競馬用語を覚えておくといいでしょう。
重要度「最高レベル」競馬用語15選!
では、実際に競馬用語を厳選して15個解説していきましょう。本当であればもっと多くの単語を選ぶべきところですが、あまり一気に書いても覚えるのも大変ということで、競馬用語の中でも特に重要と思えるものを厳選しました。
できるだけ分かりやすく、また豆知識とともに詳しく解説していきましょう。
中央競馬と地方競馬
日本国内には競馬を主催している団体が複数あります。大きく分けると2つで、「中央競馬」と「地方競馬」になります。
簡単にいってしまえば、中央競馬は国が管轄する競馬主催団体。「JRA(Japan Racing Associatio)」が主催しており、毎週末全国10の競馬場で開催が行われます。日本ダービーや有馬記念など、大きなレースは基本的に中央競馬のレースとなります。
一方地方競馬を管轄するのは都道府県、もしくは地方自治体となります。全国に15の競馬場があり、「NAR(National Association of Racing)」に所属する団体が主催しています。
地方競馬はほぼダート競走のみ。週末に限らず平日にも開催を行っています。
馬番と枠番
レースに出走する馬にはそれぞれ馬番が割り振られ、さらに出走馬は8つの枠に割り振られます。
1つのレースの出走数はレース(開催するコース)によって決められており、最大18頭とされています。馬番は内側から順番通りに割り振られ、枠番は出走頭数によって規則的に割り振られます。
基本的には1枠に2頭まで。枠によって帽子の色が決められています。出走頭数に合わせ外側から順に増えていく形になりますが、文章ではわかりにくいので具体的な例を挙げていきましょう。
帽子の色 | 枠番 | 8頭立て | 13頭立て | 18頭立て |
白 | 1枠 | 1頭(馬番①) | 1頭(馬番①) | 2頭(馬番①②) |
黒 | 2枠 | 1頭(馬番②) | 1頭(馬番②) | 2頭(馬番③④) |
赤 | 3枠 | 1頭(馬番③) | 1頭(馬番③) | 2頭(馬番⑤⑥) |
青 | 4枠 | 1頭(馬番④) | 2頭(馬番④⑤) | 2頭(馬番⑦⑧) |
黄 | 5枠 | 1頭(馬番⑤) | 2頭(馬番⑥⑦) | 2頭(馬番⑨⑩) |
緑 | 6枠 | 1頭(馬番⑥) | 2頭(馬番⑧⑨) | 2頭(馬番⑪⑫) |
橙 | 7枠 | 1頭(馬番⑦) | 2頭(馬番⑩⑪) | 3頭(馬番⑬⑭⑮) |
桃 | 8枠 | 1頭(馬番⑧) | 2頭(馬番⑫⑬) | 3頭(馬番⑯⑰⑱) |
軸馬
馬券を購入する際軸となる馬。本命、本命馬などとも言います。馬券を予想する際は先に軸馬を決め、そこから相手を選んで流す予想方法もありますし、軸馬を決めずに複数の馬を選び、ボックス、フォーメーションなどで買う方法もあります。
連下
連下と書いて「れんか」と読みます。軸馬に対して、その相手となる馬を連下と呼びます。勝ちきるところまでは難しくとも、上位に来る可能性を持つ馬を指すケースが多いといえます。
ころがし馬券
いわゆる馬券遊びのひとつ。馬券を購入し、的中したら払戻金をそのまま次のレースに注ぎ込む賭け方。主に複勝馬券など、的中させやすい馬券で行われることが多い。
ころがし馬券で思い出されるのが2003年に話題になった「ヒシミラクルおじさん」でしょう。この男性、2003年の宝塚記念の前日発売を行っていたウインズ新橋(当時。現在は閉鎖)に、安田記念の単勝的中馬券を持って現れました。
ちなみにこの年の安田記念を勝ったのは4番人気のアグネスデジタル。単勝9.4倍を130万円分購入していたこの男性は、その場で払い戻し、その全額を宝塚記念のヒシミラクルの単勝に注ぎ込みました。その額1,222万円。
その宝塚記念は見事6番人気、単勝16.3倍のヒシミラクルが勝利。この男性は2億円近い払い戻しを手にしたことになります。
130万円を2度の単勝勝負で2億円にする。これもひとつのころがし馬券ですが、非常にスケールの大きな話です。
牡馬・牝馬・騙馬
競走馬の性別です。「牡馬(ぼば)」はオス馬、「牝馬(ひんば)」はメス馬です。現状も牝馬限定競走があるように、平均的に考えれば牝馬よりも牡馬の方が実力は上とされています。ただし、牝馬の中にはアーモンドアイやカレンブーケドールのように、牡馬の中に入っても結果を残す牝馬もいます。
あまり聞きなれない「騙馬(せんば)」は、去勢をされたオス馬となります。オス馬の中で気性に問題がある馬の場合、去勢手術が行われることがあり、こうした去勢をされた馬が騙馬となります。騙馬の名馬としては、1993年にJCを制したレガシーワールドが挙げられるでしょう。
レガシーワールドはセントライト記念でライスシャワーを下し、有馬記念ではライスシャワー、トウカイテイオーを抑え2着に入っています。
ちなみに騙馬は当然ですが引退後種牡馬になることができません。また、日本ダービーを含む、2歳、3歳限定のGⅠ競走に騙馬は出走ができません。こうしたこともあり、日本国内ではあまり騙馬の数は多くないのが現状です。
トレセン(トレーニングセンター)
競馬界では一般的にトレセンと略称で呼ばれますが、正式にはトレーニングセンターです。読んで字のごとく競走馬のトレーニングをする施設であり、また競走馬たちが普段生活を送る施設でもあります。
中央競馬では東西にトレセンがあり、東のトレセンは美浦トレセン(茨城県稲敷郡美浦村)、西のトレセンは栗東トレセン(滋賀県栗東市)になります。中央競馬に所属する競走馬はどちらかのトレセンに付属する厩舎に所属しています。
トレセンでは通常時、レース出走前のトレーニングが行われており、この調教時計も予想の参考になります。
厩舎と厩務員
厩舎とは競走馬が生活を送る自宅のようなもの。トレセンの項目でも触れたとおり、関東馬は美浦に、関西馬は栗東にあるいずれかの厩舎に所属しています。厩務員とはその厩舎に所属し、実際に競走馬の世話をする担当者です。
厩舎により調教の方法や出走するレース、付き合いのある馬主、よく騎乗依頼をする騎手が決まっており、厩舎も馬券予想では外せない要素の一つとなります。
参考までに2020年の厩舎ランキングをご紹介しておきましょう。
順 | 厩舎 | 所属 | 出走回数 | 勝利数 | 獲得賞金 | 活躍馬 |
1位 | 矢作芳人 | 栗東 | 504走 | 53勝 | 約20.3億円 | コントレイル |
2位 | 友道康夫 | 栗東 | 265走 | 50勝 | 約11.1億円 | ユーキャンスマイル |
3位 | 堀宣之 | 美浦 | 256走 | 48勝 | 約12.1億円 | サリオス |
4位 | 安田隆行 | 栗東 | 361走 | 46勝 | 約12.5億円 | ダノンスマッシュ |
5位 | 藤沢和雄 | 美浦 | 273走 | 46勝 | 約12.3億円 | グランアレグリア |
6位 | 国枝栄 | 美浦 | 301走 | 44勝 | 約16.0億円 | アーモンドアイ |
7位 | 杉山晴紀 | 栗東 | 360走 | 42勝 | 約11.4億円 | デアリングタクト |
8位 | 音無秀孝 | 栗東 | 353走 | 38勝 | 約11.9億円 | インディチャンプ |
9位 | 池江泰寿 | 栗東 | 314走 | 38勝 | 約10.2億円 | ボッケリーニ |
10位 | 西村真幸 | 栗東 | 263走 | 38勝 | 約8.1億円 | フェアリーポルカ |
パドック
レースに出走する前に、出走馬は輪乗りを行う待機所。下見所とも言います。このパドックで当日の馬の様子を観察することも予想をするうえで必要な情報となります。
まわりをキョロキョロ見て集中力がない、前走と比較した馬体が小さく見える、落ち着きがなく暴れている、大量の汗をかいているなど、チェックポイントはいろいろとあります。
鉄砲駆け
競馬において、前走から間隔を開けて出走する場合があります。こうした休養明けで出走することを「鉄砲」といいます。この間隔に厳密な規定はありませんが、一般的に2ヶ月半以上間隔があくと鉄砲ということになります。
この鉄砲で出走したレースでの成績がいい馬に対し、「鉄砲駆けがきく馬」といった形で使われます。
ハロン
ハロンとは競馬独特の距離の単位で、表記上の単位は「F」となります。1F=200mであり、1200mで行われるスプリンターズSなどのレースを「6ハロン戦」と呼んだりします。
特に覚えておきたいのが「テンの3F」、「上がり3F」という言葉。「テン」とは「最初」という意味で、レースの前半600mのことを指します。「上がり」は反対に「最後」という意味であり、レースの最後の600mのことを指します。
テンの3Fが速い馬は、逃げ馬がそろったレースでもハナを切る(先頭になる)可能性が高い馬であり、その馬のペースでレースが行われる可能性が高くなります。
上がり3Fが速い馬は、ラストスパートの強い馬ということになります。特に馬券予想ではこの上がり3Fのタイムが重要視される傾向にあります。
オープンクラスと重賞
中央競馬のレースにはクラス分けがあります。そのクラスの中に、「オープン特別」と呼ばれるクラスがあり、その上にリステッドレース、そしてGⅠ~GⅢまでの重賞がある形です。
しかし厳密にいうと、オープンクラス以上のレースはすべて「オープンクラス」となります。オープンの意味は「開ける」。つまりオープンクラスのレースとは、原則全ての馬が出走可能なクラス、全ての馬に開放されているクラスとなります。
とはいえレースには出走可能な頭数があります。出走上限以上に出走を希望する馬が集まった場合、獲得賞金が高い順に出走が決まります。オープンクラス未満の馬は当然勝利数、獲得賞金が少ないため、出たくても出られないということになります。
それでも夏競馬などの重賞では、2勝クラス在籍馬が格上挑戦で出走したりというシーンが見られます。これも重賞がオープンクラスのレースだからこそです。
古い話になりますが、1993年、当時まだオープン特別だった「青葉賞(現テレビ東京杯青葉賞)」に出走したロイスアンドロイスは未勝利馬でした。デビューから青葉賞までの成績は【0.5.1.0】。なぜか勝ちきれないものの、6戦して4着以下なしという珍しい戦績でした。
この馬をダービーになんとしても出したかった陣営は、未勝利のまま青葉賞に登録、出走することに。しかし日本ダービーに出走するにはこの青葉賞を勝つしかありません。
日本ダービーはオープンクラスのレースの中でも珍しく、出走条件が存在するレース。その条件が、「最低1勝していること」です。仮にロイスアンドロイスが青葉賞2着で出走権を得ても、勝利条件を満たすことができないのでダービーに出走できないわけです。
この青葉賞でロイスアンドロイスは3着。ダービー出走の夢は叶いませんでしたが、その実力を証明することはできました。ちなみにこのロイスアンドロイスは生涯3勝で重賞未勝利も、古馬になってからも天皇賞・秋で3着、JC3着と相変わらずの成績を残しています。
トライアルレース
ロイスアンドロイスの話が出たので、トライアルレースに関しても簡単に解説しておきましょう。トライアルレースとは、特定のレースへの優先出走権が賭けられたレースとなり、主に3歳GⅠ前に設定されています。
各GⅠレースのトライアルレースを、2021年に日程とともにご紹介しましょう。
GⅠレース | トライアルレース | 優先出走権条件 |
4月11日 桜花賞 | 3月6日 チューリップ賞(GⅢ) | 3着まで |
3月14日 フィリーズレビュー(GⅡ) | 3着まで | |
3月14日 アネモネS(L) | 2着まで | |
4月18日 皐月賞 | 3月7日 弥生賞(GⅡ) | 3着まで |
3月20日 若葉S(L) | 2着まで | |
3月20日 スプリングS(GⅡ) | 3着まで | |
5月9日 NHKマイルC | 4月10日 NZT(GⅡ) | 3着まで |
4月17日 アーリントンC(GⅢ) | 3着まで | |
5月23日 オークス | 4月25日 フローラS(GⅡ) | 2着まで |
5月2日 スイートピーS(L) | 2着まで | |
5月30日 日本ダービー | 5月1日 青葉賞(GⅡ) | 2着まで |
5月8日 プリンシパルS(L) | 1着のみ | |
10月17日 秋華賞 | 9月11日 紫苑S(GⅢ) | 3着まで |
9月19日 ローズS(GⅡ) | 3着まで | |
10月24日 菊花賞 | 9月20日 セントライト記念(GⅡ) | 3着まで |
9月26日 神戸新聞杯(GⅡ) | 3着まで |
全ての競走馬、特に牡馬に関しては、基本的に日本ダービーを勝つことを目標に生産・育成されます。そのため皐月賞やダービーといった舞台に上がるのは、馬産に携わるものすべての希望です。
トライアルにはこうした関係者の希望を背負った馬が出走し、優先出走権を奪い合います。また、すでに賞金面に余裕がある馬は、さほど本気ではないケースもあるため、人気を裏切るケースもあります。
トライアルレースは厩舎側の思惑も同時に予想する必要があり、ほかのレースとはちょっと違った予想が楽しめます。
クラシック
関係者がトライアル競走を使ってでも出走したいと願うのが皐月賞や桜花賞といった3歳限定のGⅠレース。これらのレースをまとめてクラシックレースと呼びます。
クラシックレースとは、他国では「格式の高いレース」、「伝統のあるレース」をまとめて呼びます。日本ではイギリスに倣い、3歳のGⅠレースをクラシックレースと呼んでいます。
★日本のクラシックレース
・桜花賞
・皐月賞
・優駿牝馬(オークス)
・東京優駿(日本ダービー)
・菊花賞
秋華賞がこの中に入っていないのはレースとしての歴史が浅いためです。本家イギリスでは牝馬・牡馬ともに三冠目はセントレジャーSであり、日本もそれに倣ったということになります。
ここで競馬関係者にとって日本ダービーが非常に重要な理由を紹介しておきましょう。競馬ファンの感覚では、1年の締めくくりは有馬記念ですが、競馬関係者にとって1年の締めくくりはダービーです。
明治時代、日露戦争で軍馬の差を痛感した軍が、国内の馬産を奨励するために始まったのが日本競馬です。しかし明治41年。日本国は馬券の発売を禁じます。この決定により日本競馬、馬産関係者は衰退していきます。
日本の馬産を守るため、当時の東京競馬倶楽部会長の安田伊左衛門(GⅠ安田記念はこの方の名前からつけられています)が、イギリスのダービーステークスのような、高額賞金の大きなレースの創設を発表しました。これが日本ダービーです。
つまり馬産関係者にとって、もっとも重要なレースは日本ダービーであり、毎年日本ダービーを目指しているというのが今も続いています。日本ダービーで1年が終わり、6月の2歳戦スタートが1年の始まりというのが競馬関係者の感覚です。
もうひとつ。日本ダービーに騙馬が出られない理由です。理由はイギリスのダービーに倣っているからです。ではなぜイギリスのダービーに騙馬が出走できないのか?イギリスではダービーは優秀な種牡馬を決定する場であるという考えがあります。
競馬はブラッドスポーツであり、優秀な血を受け継ぐ牡馬の中から、次に種牡馬を見つけるのがダービーの舞台という考え方があるため、騙馬は出走できないのです。
三冠馬
クラシックつながりで三冠馬についてもご紹介しましょう。三冠馬とはクラシック競走を完全制覇した馬に与えられる称号です。
★歴代牡馬三冠馬(皐月賞+日本ダービー+菊花賞優勝馬)
三冠馬 | 達成年 | エピソード |
セントライト | 1941年 | 初代三冠馬 「セントライト記念」はこの馬の馬名から |
シンザン | 1964年 | 二代目三冠馬。通算GⅠ6勝 「シンザン記念」はこの馬の馬名から |
ミスターシービー | 1983年 | 父内国産馬初の三冠馬。通算GⅠ4勝 |
シンボリルドルフ | 1984年 | 史上初無敗の三冠馬。通算GⅠ7勝 |
ナリタブライアン | 1994年 | 朝日杯FS優勝を合わせて四冠は史上初 |
ディープインパクト | 2005年 | 無敗の三冠馬。通算GⅠ7勝 「弥生賞ディープインパクト記念」はこの馬の馬名から |
オルフェーヴル | 2011年 | 通算GⅠ6勝 |
コントレイル | 2020年 | 父はディープインパクト 世界初の父子二代無敗の三冠馬 |
★歴代牝馬三冠馬(桜花賞+オークス+秋華賞)
三冠馬 | 達成年 | エピソード |
メジロラモーヌ | 1986年 | 史上初の牝馬三冠馬。通算GⅠ3勝 三冠目はエリザベス女王杯 |
スティルインラブ | 2003年 | 三冠レースすべて2番人気で勝利 三冠レースで一度も1番人気がないのはこの馬のみ |
アパパネ | 2010年 | 通算GⅠ4勝 オークスはサンテミリオンと同着優勝 |
ジェンティルドンナ | 2012年 | 牡牝通して三冠で乗り替わりが発生した唯一の例 通算GⅠ7勝 |
アーモンドアイ | 2018年 | 日本歴代最多の通算GⅠ9勝 |
デアリングタクト | 2020年 | 牝馬無敗の三冠馬は史上初 |
まとめ
いかがでしょう。聞いたことのある単語、ない単語、聞いたことはあるけど、意味はよく知らなかった単語などいろいろあるのではないでしょうか?
このほかにも競馬用語にはいろいろなものがありますが、競馬新聞を読む、競馬情報サイトを読む、馬券を買うなど競馬を楽しんでいれば、いずれ自然と身につくでしょう。
ちなみにこの記事の最初に書いた「」内の発言の意味は以下の通りです。
「休み明けの出走だけど、坂路調教で併せ馬までするほどしっかりトレーニングをしているから勝負になるだろう」
「スタート直後の200mで、必要以上に馬が前に行きたがり、それを無理やり騎手が抑えつけたので、最後までスタミナが持たない」
「クラシックのトライアルレースで結果を出したものの、クラシック本番のGⅠでは一気に相手が強くなるから、勝つのは難しいのでは?」
近いうちにこんな会話を友人や仲間とできるようになれるよう、いろいろと楽しく学んでいきましょう。